航空宇宙産業において開発された
超高性能素材を、独自の技術で加工。

次世代航空宇宙技術のために開発された、最新の超高性能カーボンファイバーを採用。標準的なカーボンに比べ、引張り強度は50%以上、引張り弾性率も約30%高く、優れた弾性と強度が要求される次世代航空機に使用されている。この大変稀少な素材に、曲面成形のための独自の織り込み加工を行い、さらに表面加工を施したうえで、厳選された樹脂で専用のカーボンプリプレグに処理している。軽くて丈夫な素材を加工し、さらに高い剛性確保と軽量化を実現。帽体のみでは、RX-7 RR5に使用されるPB-SNCに比べ20%軽く、製品重量で150g前後の軽量化に成功している。

さらなる高次元を追求するため、
各サイズごとに理想の専用ライナーを開発。

硬度の異なる発泡体を一体成形することで、理想的な緩衝効果を発揮するハイブリッドライナー。世界で唯一、アライだけのこの技術は、衝撃の加わる面積に合わせ、ヘルメット上部、中間部、前頭部、後頭部、それぞれに適した硬度の異なる発泡体を使用。数多くのヘルメットを用いて行った落下テストのデータに基づき、その使用範囲を細かくチューニングしている。さらに《RX-7 RC》では、そのハイブリッドライナーを、サイズごとに細かくセッティング調整。シェル各々のサイズに合わせて、ベストセッティングすることで、より高強度・軽量化を図っている。

F-1用帽体の開発で培った技術を
集結したカーボン・コンポジット製法。

帽体は、アライ独自の最先端技術から生まれたカーボン・コンポジット製法。F-1で培った積層技術を応用し、数多くの試作と改良を繰り返して誕生した、強靭な帽体だ。高価な特殊高強度カーボンファイバーを、特別な手法により丁寧に積層して形成、長時間の高温高圧加工で仕上げている。カーボンプリプレグの間には、有機系繊維の中でも最高レベルの引張り強度・引張り弾性率を持つ特殊繊維を組み込み、さらに外側と内側には、F-1用ヘルメットの開発過程で生まれたスーパーファイバー製ベルトを配し強化。着用時にはさらに軽く感じる低重心設計のRC帽体は、熟練した職人でも、1日1個の生産が限度という、時間と手間が非常にかかる貴重な帽体だ。

ノーマルのシールドとは別に、マックス・ビジョン I(アイ)シールド〈NEW〉、ピンロックシート(クリアー)、RX-7 RC専用バッグが付属します。

●機種名:RX-7 RC ●帽体:RC(レーシング・カーボン) ●規格:スネル、JIS ●内装:ハイフィッティング内装(冷・乾内装/オプションにて調節可能‐特許)、フリーフローシステム(特許)●シールド:スーパーアドシス I(アイ)シールド標準装備(特許)●サイズ:(54)(55‐56)(57‐58)(59‐60)(61‐62)
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