衝撃吸収テスト

【平面アンビルテスト】
●SNELL規格
テスト範囲内の1カ所※を、3.06mの高さ(150Jのエネルギーを発生)から1回落とし、今度は2.24mの高さ(110Jのエネルギーを発生)から、同じ位 置をもう1回落とします。
●JIS規格
1回目は2.5mの高さから、2回目は1.28mの高さから落下させます。

人頭模型に加わる加速度が2940m/s2(300G)を超えないことが合格の条件です。


【半球形アンビルテスト】
●SNELL規格
平面アンビルテストとは異なるヘルメットで、平面アンビルテストと同様のテストを行います。
●JIS規格
平面アンビルテストとは異なるヘルメットで、平面アンビルテストと同様のテストを行います。

人頭模型に加わる加速度が2940m/s2(300G)を超えないことが合格の条件です。

 

 

 

※テスト個所はテスト範囲内ならどこでも可能で、ヘルメットのどの部分をテストするかはSNELLの判断に委ねられます。ヘルメットメーカーは、どこをテストされてもいいようにヘルメットを作らなければなりません。また、SNELL規格では、正式には衝撃加速度の単位 として『G』が使用されていますが、ここでは、衝撃加速度をSI単位に変換して表示し、カッコ付きで『G』による数値を併記しています。
SNELL規格では、衝撃エネルギーのみが規定されていますので、 ここでは人頭模型質量 を5kgとして落下高さを算出しています。実際の試験では、 誘導ワイヤーなどの抵抗を考慮して理論値より1%以上高い位 置から落とす必要が あります。