シールドの曇りをおさえます
デミストポジション付シールドロック
寒い日や悪天候の時など、走行中にシールド内部が曇ることがあります。これは、ヘルメット内の温度と、周辺の気温とに差が生じるためです。走行時におけるヘルメット内の温度はほぼ一定ですが、ライダーは高速度で移動しているため、周辺の環境(気温・湿度)は常に変化しているのです。突然の雨、トンネルに入ったり出た瞬間、峠道など高低差がある道路を走行している時など、シールド内部に結露(露付き現象)が発生し急激に曇ってしまう場合があります。これは、シールドを少しだけ開けて内部に外気を取り入れることで、極力おさえることができますが、走行中の風圧によってシールドが開いてしまって、視界を遮る恐れがあるのです。そこで、シールドがロックされたままでもシールドを微開の状態にできるという機能が、デミストポジション付シールドロックです。

●デミストポジションON
ロックレバーを斜め前方に押し出すと、シールドがデミストポジションに移動し、シールドが微開状態になります。
●デミストポジションOFF
ロックレバーを斜め後方に引き下げると、シールドを全閉状態へ戻すことができます。
 
 

デミストポジションONの状態で、ロックレバーの操作を行わずにシールドを閉じると、シールドが完全に閉じない場合があります。シールドを閉じる時は、必ずデミストポジションOFFのレバー操作によりシールドを閉じてください。