【PB-cLc】帽体
帽体は、F-1用ヘルメットのテクノロジーから生まれた新世代シェル【PB-cLc】を採用。前頭部には、上部窓カットラインに並列に配されたスーパーファイバー製のベルトによって帽体を強化。サイドからリヤにかけては、従来のcLc構造に加え、スーパーファイバー製クロスで補強して、帽体全体の剛性を高める。さらに、この新開発【PB-cLc】帽体により、緩衝ライナーの発泡倍率を従来比で10%程度下げることが可能になったため、さらなる軽量化を推進しながらも、最新のスネルをクリアできるほどの高い剛性を確保している。
頬部緩衝ライナー
『ドルフィンリブ』で剛性を確保されたチークガード部内側には、フルフェイスに使用される同基準のシステムパッドを採用。SZシリーズイヤーカップ内に用いられた緩衝ライナーよりも、2倍以上の厚みと面積を有し、フルフェイスと同等の高い衝撃吸収能力を確保。優れた安全性能を実現している。
ロングチークガード
オープンフェイスの開放感と、フルフェイスの安心感を融合させた、新しいジャンルのオープンフェイス〈MZ〉は、より広い保護範囲を確保するために、チークガード部を左右30ミリずつ延長。チークガード部に設けられた『ドルフィンリブ』とあわせ、フルフェイス並みの頬部保護性能を実現した。さらに、フルフェイスと同様のシステムパッド採用により、チークガード部のホールド面積を拡大。頬部下部からしっかり押さえることで、従来のオープンフェイスにはない深いフィット感を実現。高速走行におけるヘルメットのブレを抑え、安定性を向上させている。
ニューESF(エッグ・シェイプド・フォルム)
帽体下部にぐるりと周状に設けられたドルフィンリブが、自動車のバンパーのような緩衝装置の役割を果たし、側面からの耐圧性能を向上させ、帽体下部の剛性を格段に高めている。さらに、帽体下部の間口を広げることで、強固で頑丈なヘルメットでありながらも、スムーズな脱ぎ被りを実現。なおかつ、ドルフィンリブは帽体下部を流れる空気の整流効果をも担っており、安全性はもとより、空気の流れをよりスムーズにしている。
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