テストデータの見方

それでは、試験装置で得られたテストデータを見てみましょう。テストデータはコンピュータ処理により、見やすいようにグラフ化されます。グラフの縦軸を衝撃加速度(m/s)、横軸を時間(ms)とすると、下のグラフような山形になり、その形によりヘルメットの衝撃吸収性能を確かめることができます。

●左は、厚さ10mmのラワン材の上に、人頭模型だけを300mmの高さから落下させた際のテストデータです。 わずか300mmの高さにもかかわらず、ピークは『規格上許される上限』を越えています。

 

 

 

●左は、人頭模型にヘルメットを被せて、衝撃吸収テストを行った際のデータです。 衝撃エネルギーの大部分がヘルメットによって吸収され、人頭模型へと達した残りのエネルギー量 がグラフに表示されています。上のグラフと比べ、ピークが低くなっているのが分かります。

 

※これらのグラフは、説明のために製作されたもので、正確なテストデータとは異なります。